パナソニックは、太陽電池やリチウムイオン電池などの電池事業の売上高を2015年度に1兆円超に引き上げる。 10年度の1・5倍に相当する。7月に始まる再生可能エネルギー発電の電力全量買い取り制度や、ハイブリッド車(HV)増産などで需要拡大が見込めるためだ。テレビ事業に代わる基幹事業と位置づける。 太陽電池は、マレーシアに工場を新設して生産能力を現在の1・5倍の90万キロ・ワットに増強する。リチウムイオン電池は、HVや電気自動車(EV)などの車載用は、加西事業所(兵庫県加西(かさい)市)を中心に生産を増やし、15年度の売上高を現在の5倍の1000億円以上に伸ばす計画だ。