佐村河内守氏の「3年前より耳は聞こえていた」というコメントを受けて、彼に対する批判とともに、国会でも聴覚障害の障害認定のあり方について見直しが検討され始めた。 産経新聞「佐村河内問題」受け厚労相「聴覚障害認定のあり方見直しを検討」 まず、聴覚障害の認定方法は、医師の意見書に委ねられていることが多く、日常生活を細かに見ていない医師には判断が難しいことが多い。 これについては、医師に限らず、生活面の支援に関わる機会がある社会福祉士や言語聴覚士、ヘルパーなど多様な専門職の意見を聞くことが重要だろう。 当然であるが、家族や親族、友人の意見も重要である。これらの声が意見書に反映されることは少ない。 そのような医師以外の声がほとんど反映されない意見書によって、障害認定がなされる状況を見直す必要はあるだろう。 しかし、それよりも重要なことは聴覚障害者の置かれた現状理解と生活支援の不足を改善することではな