JR日光線鶴田駅(宇都宮市)の構内で25日、新しい太陽電池の試験運用が始まった。この太陽電池でLED照明4基をともし、改札口からホームまでの通路を照らしている。 通路の屋根に、20センチ四方の48枚の太陽電池を設置した。JR東日本によると、名称は「有機薄膜太陽電池」。従来のシリコン製と違い、薄くて軽く、曲げられるため施設の形状に合わせて取り付けられる。 試験運用は来年2月まで。乗降客が発電量を見られるよう券売機近くにモニターを置いた。関係者は、日光線にあやかり「日光でケッコーな技術に育てたい」と早期の実用化を目指している。【岩壁峻】