レディー・ガガ風という衣装を着けた尾上菊五郎=国立劇場提供 因縁渦巻く物語にケレンの醍醐味(だいごみ)を盛り込んだ「開幕驚奇復讐譚(きょうきあだうちものがたり)」が10月3日、国立劇場で始まる。原作は、「南総里見八犬伝」などで知られる江戸後期のベストセラー作家・曲亭馬琴。長く上演の途絶えていた作品を、人間国宝・尾上菊五郎の主演・監修で、現代によみがえらせる。 1865年に河竹黙阿弥脚色で初演されたが、1874年を最後に歌舞伎では演じられていない。今回は原作を基本に練り直した同劇場文芸課の脚本で上演する。 室町時代を舞台に、様々な過去や因縁を背負った人々が波瀾(はらん)万丈のドラマを繰り広げる。菊五郎は吉野山の仙女九六媛(くろひめ)と盗賊・木綿張(ゆうばり)荷二郎、武士・斯波義将の3役を演じる。 九六媛と、尾上菊之助演じる姑摩(こま)姫が、客席の上手と下手から同時に宙に舞う「両宙乗り
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