Published 2023/09/09 12:00 (JST) Updated 2023/09/11 13:13 (JST) 長崎県松浦市志佐町のラーメン店「変竹林(へんちくりん)」が7日、62年の歴史に幕を閉じた。創業時からメニューはあっさりした豚骨ラーメンとおにぎりだけ。優しい味わいと店主の松本真一郎さん(66)一家の人柄で、三世代の常連客も多い。住民からは突然の閉店を惜しむ声が相次いだ。 店を開いたのは松本さんの父で佐賀県小城市出身の故太一郎さん。地元の同名店をのれん分けしてもらい妻の美喜子さん(85)の古里の松浦で1960年10月に開業。長男の松本さんと妻の寿代さん(61)も加わり、4人で切り盛りしてきた。 ラーメンは中太のストレート麺でスープによくなじむ。2006年に太一郎さんが亡くなり跡を継いだ松本さんは「週に何度も食べたくなる味」を追求した結果、近年は女性の1人客も目立つよ