<過激派組織「イスラム国」傘下の「ISホラサン州(IS-K)」の蛮行が横行。バイデン米大統領は21年に米軍の撤退後にIS-Kにほとんど言及していないが、軽視してはならない> 米中央軍のマイケル・クリラ司令官は3月16日、上院軍事委員会の公聴会に出席。過激派組織「イスラム国」(IS)傘下のグループでアフガニスタンに拠点を置く「ISホラサン州(IS-K)」について、6カ月以内に国外の欧米関連施設を狙う可能性があると警告した。 IS-Kは2015年以来、アフガニスタンで多くの攻撃を仕掛けてきたが、国外での活動は比較的少なかった。 パキスタンでは昨年3月にペシャワルのモスクで起きた自爆テロを含め、数十件の犯行声明を出している。昨年4月と5月には、ウズベキスタンとタジキスタンでのロケット弾攻撃を行ったと主張した(両国政府は攻撃の事実を否定)。 IS-Kが登場した8年前、アフガニスタンには複数の武装勢