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ブックマーク / jp.ign.com (17)

  • 『装甲騎兵ボトムズ』高橋良輔監督が明かすガンダムとの差別化、描きたかった愛の物語、虫プロ時代の手塚治虫の超人ぶりも TAAF2024でトークショーが開催

    国内外からさまざまなジャンルのアニメーション作品が集まり、上映や展示が行われる「東京アニメアワードフェスティバル2024」が3月8日から11日まで、東京・池袋を拠点に開催。アニメの発展に功績があった人を顕彰する「アニメ功労部門」を贈られた『装甲騎兵ボトムズ』シリーズの高橋良輔監督も8日、OVA作品『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』の上映後に登壇して、作品の思い出やアニメ業界に入って最初に師事した手塚治虫のことを語った。 『装甲騎兵ボトムズ』といえば、富野由悠季監督の『機動戦士ガンダム』と並んで1970年代末から80年代中頃にかけて一大ブームを引き起こしたロボットアニメの中心的な作品だ。スタイリッシュなモビルスーツが宇宙を舞台に戦闘を繰り広げる「ガンダム」に対して「ボトムズ」は、寸胴で顔もない「スコープドッグ」というメカに無骨なキリコという男が搭乗して戦い続ける、硬派な雰囲気が

    『装甲騎兵ボトムズ』高橋良輔監督が明かすガンダムとの差別化、描きたかった愛の物語、虫プロ時代の手塚治虫の超人ぶりも TAAF2024でトークショーが開催
  • パクリと言われる『パルワールド』が描いてしまった「ポケモンにないもの」

    ポケットペアがリリースした『パルワールド』がとてつもない人気だ。発売4日で600万を売り上げ、Steamの同時接続者数は184万人を越えた(執筆時にSteamChartsで確認)。なんとこれはSteam歴代2位の記録である。もはや日で流行るのみならず、世界的なムーブメントになりつつある。 しかし、同時にこの作品に対する反発も目にする。作はポケモンのような生き物「パル」を労働させたり、銃を持たせることができる。挙げ句の果てにはプレイヤーがパルを直接攻撃できてしまうのだ。嫌がる人がいて当然だろう。 そして、作を受け入れ歓迎する人のなかには「ポケモンに求めていたものが『パルワールド』にはあった」という意見もある。確かに『パルワールド』は問題を抱えているのだが、同時に「ポケモンにないものを描けてしまった側面」も存在する。 とにかく進化しないポケモンと、そこを無理やり突破してしまった『パルワ

    パクリと言われる『パルワールド』が描いてしまった「ポケモンにないもの」
  • ロシアがゲームや映画などの海賊版を事実上合法化するとの報道

    注意:現在も続くウクライナでの紛争は、つらい、感情的なトピックです。IGNでは、この話題について会話をする際にお互いに敬意を払っていただくことを読者の皆様にお願いしています。また、中傷、侮辱、脅迫などいかなるハラスメントも容認しません。 ロシアが、ウクライナへの侵攻に対する欧米諸国の制裁措置を相殺するために著作権法を緩和するとの報道があった。事実上、ゲーム映画、ドラマなどの海賊版を合法化することになる。 ロシア経済開発貿易省は今週初め、制裁措置を回避するために海賊版の法規定を緩和することを提案した。 「ロシアへの供給が制限されている特定の商品に含まれる知的財産の使用制限を解除する可能性を検討している」と同省は述べている。「これにより、サプライチェーンの断絶による市場への影響や、欧米諸国による新たな制裁措置で生じた商品やサービスの不足が解消される」 ロシアの地元メディアによれば、政府が、ロ

    ロシアがゲームや映画などの海賊版を事実上合法化するとの報道
  • 「スター・ウォーズ」シリーズの“タトゥイーン出てきすぎ問題”を真剣に考える

    ドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』で最もハッとさせられるセリフは、奇しくもハット族の双子から発せられる。ジャバ・ザ・ハットのいとこであるこの双子は、ボバ・フェットと対面した際、かつてジャバの縄張りだった場所にわざわざ争うほどの価値がないことをハッキリと述べるのだ。 「タトゥイーンはただの岩だ」と、双子の片割れはいかにも興味がなさそうに言い放つ。この発言からは、脚を担当したライター陣のやや気まずそうな自意識を読み取ることができる。それは、タトゥイーンが「スター・ウォーズ」の世界において比較的どうでもいい場所であるにもかかわらず、身の丈をはるかに超える影響力を持ってしまった状態に対する自意識だ。 ルーク・スカイウォーカー自身が「光り輝く宇宙の中心」から最も縁遠い場所だ、と説明しているにもかかわらず、タトゥイーンはおそらく「スター・ウォーズ」でいちばん有名な惑

    「スター・ウォーズ」シリーズの“タトゥイーン出てきすぎ問題”を真剣に考える
  • 日本の文化的植民地となった昭和66年のアメリカを描く中国産ゲーム『昭和米国物語』が発表!

    『Dying: 1983』や『DYING: Reborn』を手掛けた中国の開発スタジオNEKCOM Gamesによる新作RPG『昭和米国物語(Showa American Story)』が発表された。プラットフォームはPS4/PS5/PC。 舞台は昭和66年のアメリカで、強大な経済力を手にした日文化的植民地となっている。言うまでもなく架空の設定だが、日経済がピークを迎えていた昭和末期、多くのアメリカ人が恐れていたような実態がもしも当に起きていれば、というような設定と言えるだろう。鯉のぼりや招きに地蔵、それからラムネのような飲み物といった日的な要素で彩られたアメリカ。自由の女神が着物を身に纏ってしまう「if」の世界線は日人にとっても感慨深いものがありそうだ。 だが、作はそんな世界設定を真面目に描くというよりも、B級映画のような雰囲気だ。この世界には10年ほど前からゾンビや化け

    日本の文化的植民地となった昭和66年のアメリカを描く中国産ゲーム『昭和米国物語』が発表!
  • 驚異のほぼ一人制作ストップモーションアニメ『JUNK HEAD』堀貴秀監督インタビュー

    この機会に『JUNK HEAD』を監督された堀貴秀氏(以下、敬称略)にお話を聞くことができた。まずその制作に向かい合う姿勢から創作の源泉を少しでも感じ取れたらと思っている。 「基的に自分の映画は順番通りに最初から撮り始めてます。セットとして最初に作ったのは冒頭の部分です。作りながら、撮影の方法を勉強しながらみたいな感じです。映像を作ること自体が初めてのことだったんですよ」 最初の30分をひとりで制作し、その映像を持って映画祭に出品などを行いプレゼンテーションを欠かさなかった。そうして出資を募る姿勢はプロデュースの仕事も兼ねていると言ってもよいだろう。 堀の表現への情熱はどこから来ているのだろうか。 「弐瓶勉氏のような巨大構造物が立ち並ぶ世界観やSF的な世界が好きでしたね。そういうものに影響されたというのはあります」 堀が冒頭のカプセル投下シーンを作り始めたのは2010年のはじめごろだ。青

    驚異のほぼ一人制作ストップモーションアニメ『JUNK HEAD』堀貴秀監督インタビュー
    kiku-chan
    kiku-chan 2021/03/30
  • Nintendo Switchで「強引移植」が増えつつある?人気ゲーム機の光に付随する“影”

    Nintendo Switchの販売台数は2020年12月末時点で7987万台を越えており、大ヒットしたWiiを超える勢いを持っている。今後もさらなる展開が行われることを考えると、いまのNintendo Switchはかなり脂が乗っている状態といえるだろう。 ゲーム機が売れればソフトも売れる。少し古いゲームだとしても改めてNintendo Switchで出せば売れるし、インディーゲームを手軽に遊ぶハードとしても人気があるわけで、多くの作品がこのハードにやって来ているわけだ。 2021年2月、PCで展開されている『リーガルダンジョン』というインディーゲームがNintendo Switchに移植された。作は警察官として捜査書類を読み、犯罪者を検挙するため意見書を作るアドベンチャーゲームだ。 文字を読んで推理をしていくゲームなので人を選ぶようだが、嗜好に合う人からは評価されている作品である。ゆ

    Nintendo Switchで「強引移植」が増えつつある?人気ゲーム機の光に付随する“影”
  • 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』レビュー かつて監督自身が引き起こした巨大な「インパクト」にケリをつけた作品

    筆者は、『新世紀エヴァンゲリオン』にハマった世代だ。だから、ニュートラルに『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を評価することはできない。主観的な印象としては、10点満点中で350万点ぐらいの作品なのだが、『新劇場版』から入り、『破』が一番好きだという観客にとっては意味不明で3点ぐらいの作品なのではないかと危惧もしている。 だから、レビューは、いわゆるニュートラルで客観的なレビューではないかもしれない。かつて、『新世紀エヴァンゲリオン』にハマり、人生の道すら踏み外してしまったかもしれない一人の人間として、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に向き合って絞り出した感想のようなものだ。 ネタバレを遠慮なく行ってしまうので、未見の方がレビューを読むことは推奨しない。まずは自分の眼で見に行くことを強くオススメする。 世界を終わらせる物語ではなく、生命を育もうとする物語を描く 初見の印象は、大満足で、期待

    『シン・エヴァンゲリオン劇場版』レビュー かつて監督自身が引き起こした巨大な「インパクト」にケリをつけた作品
  • 中国全国で映画『モンスターハンター』公開中止!原因は人種差別表現?

    映画『モンスターハンター』は中国で12月4日に公開されたばかりだが、その直後に全国で上映が中止された。原因は作品内の人種差別的なセリフに起因しているようだ。 ゲームシリーズ「モンスターハンター」は中国でも非常に人気の高いフランチャイズで、その映画版も注目を浴びた。映画『モンスターハンター』の全米公開が12月25日で、日では2021年3月に封切されるが、12月4日にリリースされた中国は世界で最も作の上映が早い国の1つである。 ところが、公開翌日の12月5日から、全国での上映が中止された。中国映画館などで掲示されている作のポスターは「管理当局からの通知を受け、12月5日より映画『モンスターハンター』は公開中止になります。すでに販売されたチケットは払い戻しとなります。再公開の日程につきましては、後日お知らせ致します。ご迷惑をお掛けしたことをお詫びすると共に、ご理解頂けますようお願い致しま

    中国全国で映画『モンスターハンター』公開中止!原因は人種差別表現?
  • マーベルとソニーがスパイダーマン映画に関して交渉決裂――合意に至らなければスパイダーマンはMCUから離脱へ

    Deadlineによると、ソニー・ピクチャーズとディズニーはスパイダーマン映画に関して共同出資に関する合意に至らなかったため、マーベルは今後MCUでスパイダーマン映画を製作することはないという。ただしVarietyは、ソニーとマーベルが交渉で行き詰まってしまったものの、関係者の話では「ディズニーとソニーの間で合意に至る可能性はまだ残されている」と報じている。 両社が合意に至らなければ、マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギは今後のスパイダーマン映画から離脱することとなる。ディズニーは今後のスパイダーマン映画への共同出資に関して、50:50の条件を求めたが、Deadlineによるとソニー・ピクチャーズはこれを拒絶。ソニーはこれまで通り、ディズニーが初日の興行収益の5%を受け取るというような条件をキープしたいと望んでいた。ディズニーはこれを拒絶し、交渉は決裂した。もし2社が再び交渉の場に戻

    マーベルとソニーがスパイダーマン映画に関して交渉決裂――合意に至らなければスパイダーマンはMCUから離脱へ
  • 海外のアニメファンはNetflix配信の『新世紀エヴァンゲリオン』になぜ怒っているのか?

    1995年に放送開始されたアニメの古典『新世紀エヴァンゲリオン』がNetflixで配信されるというニュ―スは海外のアニメファンを歓喜させた。しかし、同作が6月21日に配信開始されると、英語圏のファンの間で不満の声が上がった。Netflixが配信した『新世紀エヴァンゲリオン』にはいくつかの変更が加えられていたからだ。 海外のアニメファンの間で批判された主な変更点は以下の通り。 エンディングの「Fly Me to the Moon」のカバーが流れない 新しい声優による吹き替え キャラクターによってNERVの発音が違う 悪態が削除される 同性愛の要素が削除される。 エンディングの「Fly Me to the Moon」のカバーが流れない 『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディング曲といえばCLAIREによる「Fly Me to the Moon」のカバーだが、アメリカNetflixで配信された『

    海外のアニメファンはNetflix配信の『新世紀エヴァンゲリオン』になぜ怒っているのか?
  • ビデオゲームへの偏見とそれへの批判:東洋経済オンライン『スプラトゥーン』の「中毒性」ついて

    東洋経済オンラインに「『スプラトゥーン』の中毒性が極端に高い理由」という記事が掲載されている。このような記事は相手にしないほうがいいと言われるかもしれないが、ゲーマーでない人からあらぬ誤解を受ける可能性がある。ゆえに誰かが一度きちんと否定する必要があると考え、この原稿を書くことにした。 その記事では、任天堂が展開しているNintendo Switch向け対戦アクションゲームスプラトゥーン2』が「家族の絆をも壊すゲーム設計を採用している」と書かれている。毎日遊ばせたくなるような仕掛けがあり、中には「ギア」というガチャのようなシステムがあって、それのせいでやめられないのだ……、と。しかし、これは明らかに間違っている。いや、間違っているだけならまだマシで、問題は“読者の不安を煽るような記事”にしかなっていないところだ。 ゲームを正確に捉えられていないゲーマーとしての失望 『スプラトゥーン2』(

    ビデオゲームへの偏見とそれへの批判:東洋経済オンライン『スプラトゥーン』の「中毒性」ついて
  • 『メトロイドプライム4』における任天堂の誠実さはゲーム業界に重要な基準を打ち立てた

    今朝、『メトロイドプライム4』について予想外の急展開があった。任天堂はこれまでに開発されていたバージョンを中止し、作が「メトロイドプライム」シリーズのオリジナル開発元である米国のレトロスタジオのもとで一から開発し直されることを発表したのだ。このことを正直に打ち明けたことが多くの人を驚かせている。 任天堂の高橋伸也企画制作部長は、「大変心苦しいのですが、私たちが『メトロイドプライム』シリーズの続編となるこのタイトルに求める品質には届ていないという現状をお伝えせざるをえなくなりました』と発表した。 今回の発表はファンに好感を持たせる劇的な改善と方向転換である。 以前から新作のリリースを待望しているファンにとっては残念なニュースだが、任天堂の姿勢を評価する声は圧倒的である。1月26日17時現在、この報せを伝えるYouTube動画の字幕版には、約3300件の低評価――残念な内容の動画としては大

    『メトロイドプライム4』における任天堂の誠実さはゲーム業界に重要な基準を打ち立てた
  • 「ブレードランナー2049」の世界一複雑なセックスシーンはどのようにして作り上げられたのか

    「ブレードランナーであるKは、暴力を通してでしか肉体と触れあったことがありませんでした」 「ブレードランナー2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督はケベック風の柔らかい口調からは想像できないほどの熱意を込めて語った。「彼は物の愛情を味わったことがありません。人間はレプリカントを嫌悪しているので、物の人間と触れあったこともありません。そして、同類のレプリカントも仲間殺しのブレードランナーを嫌っています」 「ですから、彼は孤独なのです。彼が唯一関係をもてる相手はジョイですが、ジョイとは物理的に触れ合うことができないので、この関係性は制限されています。実際のところ2人の関係は奇妙で深遠なものですが、完全ではありません」 映画の折り返し地点で、ヴィルヌーヴ監督と、脚家のハンプトン・フィンチャー、マイケル・グリーンは、Kとジョイの関係を「完全にする」方法を見つける。 AIのガールフレンド、ジョイ

    「ブレードランナー2049」の世界一複雑なセックスシーンはどのようにして作り上げられたのか
    kiku-chan
    kiku-chan 2018/02/19
    PCで見たらまともだった
  • 第37回日本SF大賞を妊婦が戦場に赴くマンガ「WOMBS」で白井弓子さんが受賞

    SFとして優れた作品を選んで表彰する第37回日SF大賞の贈賞式が4月21日に東京都内で開かれた。大賞を受賞したのは白井弓子さんのマンガ作品「WOMBS(ウームズ)」で、異星を舞台に新たな移植者から居住地を守るため、女性たちが子宮に人間とは違う生き物の体組織を宿らせ、空間を飛び越える能力を手に入れて戦う凄絶な設定で話題となった。特別賞には日中を沸かせた特撮怪獣映画「シン・ゴジラ」を手掛けた庵野秀明総監督、樋口真嗣監督、尾上克郎准監督が輝いた。 日SF大賞を授賞した白井弓子さん 「私が最初に衝撃を受けたSFマンガが光瀬龍先生原作、萩尾望都先生作画の『百億の昼と千億の夜』でした。恐ろしい時間の流れと足下から地面がなくなってしまうような孤独感、スケール感の中に放り出された気持ちは忘れられません」。贈賞式に登壇した白井弓子さんは、SFマンガを描くようになった原点として、第27回日SF大賞を「

    第37回日本SF大賞を妊婦が戦場に赴くマンガ「WOMBS」で白井弓子さんが受賞
    kiku-chan
    kiku-chan 2017/12/19
  • レプリカント vs ホログラム――「ブレードランナー2049」のキャストがアンドロイド社会におけるヒエラルキーを語る

    ネタバレ注意!稿には「ブレードランナー2049」の重大なネタバレが含まれる。 オリジナルの「ブレードランナー」の中核となるアイデアは、“人間よりも人間らしい”レプリカントの存在だった。日で10月27日に公開された「ブレードランナー2049」は新たな人工生命体――アナ・デ・アルマス演じるAIホログラムのジョイ――を登場させることで、前作のテーマをさらに拡張している。 作の重要なシーンで、ジョイはレプリカントの悪役ラヴ(シルヴィア・フークス)に立ち向かう。2つの異なる人工生命体が敵対関係で向き合うこの短いシーンは、「ブレードランナー」における人工生命体のヒエラルキーというアイデアを掘り下げている。 IGN JAPANは作のプロモーションのために東京を訪れたデ・アルマスとフークスにインタビューし、このテーマについて尋ねた。この先には「ブレードランナー2049」の重大なネタバレが含まれるの

    レプリカント vs ホログラム――「ブレードランナー2049」のキャストがアンドロイド社会におけるヒエラルキーを語る
    kiku-chan
    kiku-chan 2017/10/31
  • 「この世界の片隅に」片渕須直監督インタビュー

    11月12日にテアトル新宿、ユーロスペースほかで全国公開となる片渕須直監督の長編アニメーション映画「この世界の片隅に」。こうの史代の原作漫画映画化となる作は、すずさんという女性を主人公にして描いた昭和初期の広島や呉の街と、そこに暮らす人々の日常が、端正なアニメーションによって再現されている。クラウドファンディングを利用するなど完成までに様々な苦労があった作。IGN JAPANでは徹底的な調査の元に作を完成させた片渕須直監督に想いを聞いた。 片渕須直監督は1960年生まれのアニメーション監督・脚家。日大芸術学部映画学科在学中から宮崎駿監督作品に参加して、「魔女の宅急便」(1989年公開)では演出補をつとめた。その後、長編映画「アリーテ姫」(2001年)、TVアニメ「BLACK LAGOON」(2006年)の監督をつとめ、2009年に公開した「マイマイ新子と千年の魔法」は口コミでロン

    「この世界の片隅に」片渕須直監督インタビュー
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