演繹法(えんえき・ほう)とは、絶対不変の事実や原理から、個別の命題の結論を導く思考方法。原理、真理、公理から入って理屈を付けて結論する。論理的思考法。トップダウン。男性的発想。理屈っぽい。「これこれこうだからこうなる。」という考え方。 帰納法(きのう・ほう)とは、個別の具体的な事柄から一般的な法則を推測する思考方法。状況やデータや経験を積み上げていって結論する。分析的思考法。ボトムアップ。女性的発想。感覚的。「あれもそうだし、これもそうだから、それはこうだ。」という考え方。 演繹法の例 「人は必ず死ぬ」 「ソクラテスは人である」 「ゆえに、ソクラテスは必ず死ぬ」 帰納法の例 「ポチはうれしいと尻尾を振る」 「ハチもうれしいと尻尾を振る」 「パトラッシュもうれしいと尻尾を振る」 「ゆえに、犬はうれしいと尻尾を振る」 ★それぞれの欠点 演繹法には前提となる真実が間違っている場合や主観的である場