LINEやGoogle、Amazonなどから、音声操作ができる「スマートスピーカー」が発売されたのは2017年。それから1年以上が経ったが、国内のスマートスピーカーの普及率はいまだ約6%と1割以下(電通デジタルによる2018年12月調査より)に留まっており、この数字は米国などと比べても圧倒的に低い。また、その理由については「発声の恥ずかしさ」「音声認識精度」などよりも「利用したいことがない」「何ができるのかよく分からない」といった意見が多く、現状の音楽再生や天気予報など、スマートフォンの置き換えにすぎない機能だけでは魅力に感じない人が多いことがうかがえる。 「日本ではこのまま音声(ボイス)市場は広がらないのだろうか」と悲観的な声も聞こえてきそうだが、この状況を大きく変えようとしているのが、ボイスメディア「Voicy(ボイシー)」の運営や、音声配信インフラの構築を進めているVoicyだ。同社