スマホは、GPS(位置情報)を取得できることでさまざまな活用が可能になる。その最たる例がナビだ。カーナビが車を目的地まで案内してくれるように、スマホがナビとなって徒歩などの移動手段でも、目的地まで誘導してくれる。正しく使いこなせば、不慣れな場所でも迷うことはない(図1)。
スマホは、GPS(位置情報)を取得できることでさまざまな活用が可能になる。その最たる例がナビだ。カーナビが車を目的地まで案内してくれるように、スマホがナビとなって徒歩などの移動手段でも、目的地まで誘導してくれる。正しく使いこなせば、不慣れな場所でも迷うことはない(図1)。
炭化ケイ素(SiC)基板から作るパワー半導体デバイスに注目が集まっている。ダイオードについては量産車への採用が既に始まった。トランジスタへの採用も近い。SiC製パワー半導体の開発を手掛けるロームが、その特徴や採用する際のポイントを示す。 SiC材料から作るパワー半導体デバイスをハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、電気自動車に採用すると、現状のシリコン(Si)材料から作るものに比べて、車載充電器やコンバーター、インバーターなどを小さくし、効率を大きく高められる(図1)。例えばインバーターのダイオードをSi製からSiC製に置き換えると電力損失を2~3割程度減らせる。トランジスタをSiCにすると、電力損失をさらに減らせる。ロームはSiC製のダイオードやトランジスタを量産しており、単体やモジュールとして提供している(図2)。
最近の核融合発電の開発競争で最速の核融合開始計画は、今のところ米国のスタートアップであるHelion Energyで、2024年。商用発電開始は2028年で、既に米Microsoftと売電契約まで結んだ。 もっとも、Helion Energyの方式は非常に斬新で、多くの“伝統的”な核融合研究者はその実現性に懐疑的だ。彼らが指摘する課題は少なくとも2つある。具体的には、(1)想定する“燃料”が、重水素(D)とヘリウム3(3He)で、“点火”させるのにはセ氏10億度前後の高温が必要なため、非常に大きなエネルギーを投入しなければならない、(2)核融合のエネルギーをどこまで効率良く電力に変換できるか未知数、の2つである。(1)と(2)をまとめて言い換えると、核融合で発電できる電力が、核融合を起こさせるのに投入するエネルギーを大きく上回ることが容易ではないのである。 一方、核融合発電の開始予定時期が
2年ぶりにリリースされた長期サポート版の「Ubuntu 22.04 LTS」は、旧版の「Ubuntu 20.04 LTS」から大幅にバージョンアップされました。アプリケーションが置き換えられて、操作性が大きく変わったものもあります。Part1では、Ubuntu 22.04 LTSで新しくなった機能などを紹介します。 「Ubuntu 22.04 LTS」は、2022年4月21日(日本時間の22日午前2時頃)にリリースされました。コードネームは「Jammy Jellyfish」(邪魔にならないクラゲ)で、壁紙にも描かれています(図1)。 LTS(長期サポート)版のため、サポート期間は2027年までの5年間です。「ESM」(Extended Security Maintenance、個人使用は最大3台まで無料)を有効にすると、さらに5年間延長されます。初期カーネルのバージョンは、リリース時点でも
Pythonの開発環境にはいくつかの種類があり、代表的なのが「Anaconda」(アナコンダ)だ。Anacondaの概要やインストール方法、基本的な使い方を紹介する。 Pythonはとても人気があるプログラミング言語です。人気の理由は、おぼえやすく使いやすいシンプルな文法であること、豊富なライブラリを備えていることなどが考えられます。特に、AI(人工知能)やデータ分析向けのライブラリが充実していることが、Pythonの人気を押し上げる一因になっています。 Pythonの開発環境にはいくつかの種類があります。Pythonでプログラミングを行う際は、それらの中から目的に合った開発環境を選んで使ったり、複数の開発環境を使い分けたりします。とはいえ、Pythonを使い始めたばかりの方にとっては、どの開発環境から試せばよいのか、選択肢が多くて迷ってしまうかもしれません。そこで本稿では、Pythonの
日ごろ何気なく使っているWebブラウザーだが、世の中には数多くの種類がある。現在使っているWebブラウザーが使いづらい、Webページの表示が遅いといった不満を感じるなら、Webブラウザーの乗り換えも検討しよう。 Windows 95の時代からWindows標準Webブラウザーとして、米Microsoft(マイクロソフト)の「Internet Explorer」が長く使われていた。業務システムにアクセスするときの標準ブラウザーとして、Internet Explorerを指定した企業が多い。しかし、2022年6月15日にサポートが終了し、Windowsの標準Webブラウザーは「Microsoft Edge」に代わった。このサポート終了がきっかけになって、Webブラウザーを乗り換えた人は多い。 乗り換え先として有力な候補になるのは、ユーザー数が多いWebブラウザーだろう。ユーザー数が多いと情報も
Linuxは、標準機能や膨大な数のフリーソフト、Linuxならではの多彩なコマンドラインツールを使うことで、より便利にカスタマイズできる。この特集では、そうした数々の「便利ワザ」を紹介する。それぞれの難度は、簡単に使いこなせる「Lev.1」からある程度の専門知識が必要な「Lev.3」の3段階のレベルで示している。 13 画像ファイルをコマンドで加工する(Lv.2) 多数の画像ファイルを加工したいときは、「convert」コマンドを使うと便利です。convertは、画像処理用のツールを集めた「ImageMagick」に含まれるコマンドです。ImageMagickは、次のコマンドでインストールします。
インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷などによる被害者が、加害者を特定する手続きなどに役立つ改正プロバイダ責任制限法(プロ責法)が2022年10月1日に施行された。改正により、被害者による加害者特定のための手続きの負担は減った。一方でサイト管理者の負担が増えたように見える。 改正前の手順では、サイト管理者が加害者のIPアドレスを開示した後、被害者はそのIPアドレスを基に接続プロバイダーを特定し、その接続プロバイダーに対して加害者の住所や氏名の開示請求を行う必要があった。 改正後の新しい手続きでは、サイト管理者がIPアドレスから接続プロバイダーを特定し、被害者に接続プロバイダー名を通知する。被害者はその接続プロバイダーに対して住所や氏名の開示請求を行う。 つまり、改正後の手続きではサイト管理者はIPアドレスから接続プロバイダーを特定する作業が増えたのである。こうしたサイト管理者の作業増加のほか
カインズやワークマン、ベイシアなどから成るベイシアグループは、メインフレームの撤廃とCOBOL資産のマイグレーションを2022年5月に完遂した。約3年をかけたプロジェクトの全容を2回に分けて見ていく。 「基幹系システムが足かせになってはならない」 ベイシアグループはメインフレームベースのシステムを約20年前から徐々にクラウドサービスなどに移行してきた。しかし一部の商品マスターや発注・在庫管理などの機能を備えるベイシアグループ共通システムと、ベイシアの基幹系システムはメインフレームに残っていた。本記事ではこの2システムを便宜上、基幹系システムと呼ぶ。 この基幹系システムは富士通製メインフレーム上にプログラミング言語のCOBOLで開発したアプリケーションを稼働させたものだ。もともとベイシアグループはスーパーマーケットのベイシアからスタートし、ワークマンやカインズなど新会社を次々に立ち上げてきた
SSDやUSBメモリーなどが採用するフラッシュメモリーは、書き込みを繰り返すとそのうち寿命に達してしまう。一般的な使い方であればそれほど問題はないが、なるべく書き込み回数を減らすような使い方をしたほうがよい(図1)。 図1 SSDやUSBメモリーに搭載されるフラッシュメモリーは、データの書き込みを繰り返すと、そのうち寿命に達してしまう。無駄なデータの書き込みは避けるのが得策だ フラッシュメモリーは、浮遊ゲートに電子を閉じ込めてデータを記録する仕組み。電子に高電圧をかけ、トンネル酸化膜を通過させて浮遊ゲートに移動する。正常であれば、浮遊ゲート内に電子を保てるが、フラッシュメモリーが寿命に達するとトンネル酸化膜が劣化し、ため込んでいた電子を逃がしてしまう。そうなると、記録したデータも消失する(図2)。
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