「Apple Watch」「Android Wear」「Garmin」「Fitbit」などの心拍センサが、糖尿病の初期兆候を85%の精度で検知できることが、アプリ開発企業のCardiogramとカリフォルニア大学サンフランシスコ校の共同研究で明らかになった。 この研究はApple WatchやAndroid Wearのユーザー1万4000人が参加して実施された。研究では、センサを用いて集められた健康関連のデータを用いてディープニューラルネットワーク「DeepHeart」を訓練し、調査参加者が糖尿病を患っているか否かの判断ができるようにした。DeepHeartにはこれまでにも、心房細動、高血圧、睡眠時無呼吸症の検知で高い精度を示した実績がある。 2015年のフラミンガム心臓研究では、低い心拍変動と高い安静時心拍数が、その後12年の間に糖尿病を発症する前触れとなる予測因子であることがわかった。