架空の就職面接会を開いて求職者から運転免許証の画像データを集め、これを基に偽造した運転免許証を見せて電器店から腕時計、テレビなどをだましとったとして、岩手、宮城、千葉の3県警は9日、千葉県松戸市松戸、水産卸売業宮田義久容疑者(42)ら11人を詐欺などの疑いで逮捕したと発表した。 発表によると、宮田容疑者らは今年2月から3月にかけて、盛岡市や仙台市などで11回にわたり、偽造した運転免許証を電器店などに示して分割払いの契約を結び、商品約290万円分をだまし取った疑い。全国各地で就職面接会を開き、「身分確認用」と説明して参加者の運転免許証の画像データをパソコンに取り込んでいた。顔写真を詐欺グループのメンバーのものに張り替えていたという。