非常に強い台風7号は16日、お盆休み期間の交通機関を直撃した。東海道新幹線は東京―名古屋間の終日運休を事前に決定し、JR東京駅では改札を閉鎖。利用客は旅程の変更やバスへの切り替えなど対応に追われ「もうくたくた」と嘆き声も漏れた。 JR名古屋駅のコンコースはキャリーバッグを持った人が行き交い、駅員はしきりに運行状況をアナウンスしていたが、この時期にしてはまばら。仕事で名古屋市を訪れた岐阜県羽島市の会社員、佐久間祐二さん(63)は岐阜羽島駅から「こだま」を1駅利用した。「私鉄だと時間がかかるので、この区間だけでも運行してくれて助かった」と胸をなで下ろした。 JR東京駅では東海道新幹線の改札をシャッターで閉鎖。友人と大阪から訪れた男子大学生(20)は「新幹線を予約していたが夜行バスに切り替えた。もうくたくた」と苦笑。羽田空港では欠航の案内表示を見た多くの外国人観光客が困ったような表情を浮かべてい