著者の槙田雄司氏は、芸人“マキタスポーツ”として知られている人物。そのこともあって、お笑いクラスタ界隈では、特に読まれているらしい。で、好評であると聞いている。そこで早急に購入し、早々に読み始めてみたのだが……これが遅々として進まない。ただ、これは決して本書が不出来だからではなく、単純に私が評価されているものをなかなか受け入れられないザ・天の邪鬼であるが故のことだ。なんとも、どうしようもない。ただ、最初の方をザッと読んでみたり、既に購読された方々の感想に目を通してみたりしたところによると、どうやら本書は世にはびこるツッコミたちに警鐘を鳴らしている本のようだ。 自分はツッコまれないように、つまりボケをやらないように気をつけながら、ツッコミを入れるわけです。ツッコミだけを入れていれば、安全な場所から他人を攻撃できます。そのことで自分の価値を高めようと考えている。(略)私は「ツッコミ高ボケ低」の