※本記事内には『Days Gone』に関するネタバレが含まれている可能性があります。また本記事内には「CERO:Z(18才以上のみ対象)」に該当する表現は含まれません。 人間を多角的に掘り下げようと試みるストーリー 日常とは、おしなべて空虚でありながら濃密で、画一的ながら多面的、浅薄に思えつつ深層性に満ちたものだ。本作のストーリーは『Days Cone』の表題そのままに、ポスト・アポカリプスという特殊な環境下に生きた人々の日常、そしてそこから見えてくる人間という存在、その本質を完璧では無いにしろ、描き出すことに成功している。 突如発生したフリーカーのパンデミックによって法も秩序も崩壊した世界、善も悪も無く、誰もが藁にもすがる想いで生にしがみつく世界の有り様を、プレイヤーはディーコンというフィルターを通して観測することになる。旅の中で出会う人物は一様に歪んだ信条やある種諦観に似た思想を抱いて

