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  • 追号考

    「次回は追号について」と書いてからえらく時間が経ってしまったが、とにかく追号について。 追号は、天皇を賛美したり慰霊したりする意味を含まない称号である。天皇の住んでいた場所などに由来し、ほとんどが死後に贈られている。初めて追号を贈られた天皇は平城天皇である。これは別に彼が情けないからではなく(弟の精力大王こと嵯峨天皇も追号である)、譲位をした天皇であるからだと思われる。つまり、譲位をするということは、御所から出て別の場所に住むということであるので、その在所をとって○○院、と呼ばれるのが通例となっていったのだろう。実際、大正時代までは「○○院天皇」という書き方が一般的であったようだ。大正15年にわざわざ勅令まで出して、「院」という字を省くようにしたらしい。 譲位が多くなるにしたがって追号も増え、平安後期からは追号が原則となってゆく。まずは由来別にざっと見ていこう。 1 生前の在所による

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