4日午前8時20分ごろ、熊本県八代市坂本町鮎帰ほ(あゆがえり・ほ)の九州自動車道上り線で、走行車線を走っていた6人乗りの軽ワゴン車が追い越し車線を横切り、中央分離帯のコンクリート壁に衝突した。車は数回横転しながら約90メートル滑り、3歳児や小中学生ら4人が車外に投げ出されたが、全員軽いけがで済んだ。 県警高速道路交通警察隊によると、運転していたのは宮崎市の会社員女性(38)で、乗っていたのは家族と親類。助手席に高校1年のめい(15)が長女(3)を抱いて座り、後部席に母親(65)、荷台部分に小学3年の長男(8)と中学1年のおい(12)がいた。 衝突のはずみでまず、長男とおいが投げ出され、続いて母親、長女が投げ出された。車が止まったとき、長女は車から6メートル、母親は14メートル、長男らは30メートル離れた車線上に横たわっていた。後続の車もいたがはねられず、打撲や切り傷、足の指の骨折などで