外国人技能実習生の受け入れ仲介を担う鹿児島県志布志市の監理団体「エーアンドエフ事業協同組合」は7月中旬、ガーナ人技能実習生を初めて受け入れた。同組合らが現地に送り出し機関を立ち上げ、ガーナ政府の推薦状を得て実現。円安で日本の賃金が相対的に下がり、人材獲得競争にさらされる中、技能実習生の新たな確保先として期待される。 実習生は、モハメド・オスマンさん(24)。エーアンドエフの江田敦郎代表(67)らが昨年、ガーナに設けた送り出し機関「フランクエルトン」で日本語を学習。約10人から選ばれた。 7月13日に来日。志布志市で交通ルールや労働関係法について学び、8月から都城市の企業で左官の実習に励む。オスマンさんは「日本に行きたいとずっと思っていた。日本大使館の人もボランティアで日本語を教えてくれた」と話す。 鹿児島労働局のまとめによると、県内の技能実習生は昨年10月末時点で6264人。ベトナム344