2011年3月11日に起きた、あの忌まわしい東日本大震災から3年が過ぎようとしている。福島第一原子力発電所事故により、緊急避難を余儀なくされた住民たちだが、あれから3年、避難指示区域の再編が何度も行われたものの、今後4年以上帰れない帰還困難区域に指定されている場所も多い。 松村直登さんの住む双葉郡富岡町もその区域のひとつである。松村さんは、すぐに帰るつもりが帰れなくなってしまった住民たちの残していったペットや畜産動物たちの面倒を見るため、自らの意思で、原発20キロ圏内の警戒区域に残った。 メディア・カンパニーVICEが、昨年松村さんの様子を取材した時の映像は既に紹介したかと思うが(関連記事)、それから更に1年、VICEがまた松村さんの元を訪れたそうだ。 福島警戒区域で「動物たちの命を全うさせる」生き方を選んだ男性の物語 今回は、ガイガーカウンター(放射線測定器)開発で知られている民間団体「