女子ゴルフツアーを統括する日本女子プロ協会が、2025年シーズンからほぼ全ての大会で主催者となることを目指していることが22日、関係者への取材で分かった。一部大会主催者と対立している放送権について同協会が一括管理し、インターネット中継などで財政基盤を整えることが大きな目的とみられる。 現在のツアーは「公式競技」と規定された国内四大大会以外は原則的に「公認競技」として、公認料を協会に納めた企業が大会を主催している。計画では25年から公認競技がなくなり、スポンサーは4億円の協賛金を支払って「特別協賛」する立場となる。 ただ、主催を望む企業からは反発や疑問の声が出ている。協賛金に賞金は含まれるが、プロアマ大会などの出費は他に必要となる見込みで、これまで以上に負担が増す可能性がある。大会の独自色を出しにくくなるとの見方も強い。 今年7月の新規大会、楽天スーパーレディースは日本女子プロ協会が主催、楽