江戸文学研究の第一人者として活躍する中野三敏・九州大名誉教授が収集した書籍の展示会「雅俗繚乱(がぞくりょうらん)―中野三敏 江戸学コレクションの世界―」が11日、福岡市東区の九州大箱崎キャンパス・中央図書館で始まった。当時の印刷技術や風俗などを知るうえで貴重な約70点を展示。16日には中野名誉教授らによる講演会もある。 コレクションは、和歌や漢詩などの伝統的な文化「雅」に分類されるものと、俳諧や小説などの新しい文化「俗」との計約6000点からなり、「雅俗文庫」と呼ばれている。大半が同大に寄贈されたもので、約70点というまとまった数での紹介は初めてとなる。 展示は3部構成で、第1部の「文芸のかたち」では、漢詩や俳諧、読本(よみほん)が並ぶ。巻頭に口絵を載せて主要人物を掲載する当時としては新しいスタイルをとった読本「『忠臣水滸伝』前編」(山東京伝著、北尾重政画)などが展示されている。第2部「書
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く