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ブックマーク / prof.hatenablog.jp (6)

  • 億りびと科研費の是非 - スーパーグローバル学部増田准教授

    山口二郎氏が研究代表者となっていた科研費が叩かれ続けている。学術創成研究費なので金額も大きい。6億円という話が果たしてどこから出てきたのか定かではないが、学術創成研究費の研究プロジェクトに限って言えば、科研費データベースを見ればわかるように、直接経費が3億6800万、間接経費が7700万となっており、5年間であわせて4億4500万円のプロジェクトであった。 KAKEN — 研究課題をさがす | グローバリゼーション時代におけるガバナンスの変容に関する比較研究 (KAKENHI-PROJECT-14GS0103) 個人的な妬み根性を含めて言えば、随分気前よく出したなというのは正直なところではある。 とは言え、この種の研究プロジェクトとして、特に過大なものであるかと言えば、そんな事はない。 例えば、同じ法学系の京大法で固めた以下の学術創成研究も、5年間で直接経費3億、間接経費9000万となって

    億りびと科研費の是非 - スーパーグローバル学部増田准教授
    kitone
    kitone 2018/05/08
  • 癒着と出来レースとご褒美と - スーパーグローバル学部増田准教授

    いろいろ駄文を書き溜めていたものの、年度末の忙しさの中ですっかりタイミングを外してしまった。まとめてボツにしたところで、まだなんとか賞味期限内の話題。 文部科学省の天下り問題で、特にスーパーグローバル大学の選定について、癒着だという声が上がっているという話がある。 この件に関しては、珍しく朝日新聞と産経新聞の意見が一致しているようなので、その一例として記事を挙げておく。 dot.asahi.com www.sankei.com さて、癒着というのは、文部科学省のスーパーグローバル大学の選定に関して、天下りを受け入れた名古屋大学は採択され、学長としての受け入れを断った茨城大学が不採択になった、ということが一つの根拠となっているようである。 だがしかし、このスーパーグローバル大学創成支援事業は、「大学改革」と「国際化」を断行し、国際通用性、ひいては国際競争力の強化に取り組むという目的からして、

    癒着と出来レースとご褒美と - スーパーグローバル学部増田准教授
    kitone
    kitone 2017/02/22
    “タイプA/B両方に申請した大学は4大学(東京医科歯科・広島・九州・熊本)あり、旧帝の一角でありながら両方に申請した九州大学の危機感もなかなかのものであると言えよう。”
  • 広大のアレのその後 - スーパーグローバル学部増田准教授

    一世を風靡したにも関わらず、研究費3万円にすっかり持っていかれた感のある、「広大のアレ」。すなわち教員のさまざまな活動や業績などを徹底的にポイント化して評価するという、「徹底した大学のモニタリング」である。 その後あまり話題になることもなく、なんだかすっかり影が薄くなってしまったようでもあり、どうなったのかだろうか? 前回も書いたが、文部科学省による平成27年度の国立大学法人等の評価結果には、広島大学も「注目」すべき取組に取り上げられていた。 しかし多くの大学人にとっては残念なことに、そこで取り上げられていた事項は「高度なIR分析を可能とするシステムの格運用 の開始」であり、多くの大学関係者の期待していた「徹底した大学のモニタリング」の部分ではなかった。 資料にあげられたポンチ絵や説明を見ると、researchmapやCiNiiなどの学術データベースサイトの情報を自動的に名寄せして収集し

    広大のアレのその後 - スーパーグローバル学部増田准教授
  • 研究費年間3万円の衝撃のその後 - スーパーグローバル学部増田准教授

    海側の例の大学、というのはつまるところ新潟大学なのであるが、依然として学内は色々とゴタゴタが続きつつも、新課程は廃止、創生学部の新設と、着々と執行部の進める改革は進行しているようである。 研究費が3万円になった!というお話も、文部科学省による平成27年度の国立大学法人等の評価結果によると、「学長裁量経費の増額による機能強化に向けた戦略的資源配分」として、学長のリーダーシップにのっとって機動的に資金を活用できる、全国的にも「注目」すべき取り組みということになっている。 「資源配分に当たっては、人件費をはじめ経費性質別の中期的な推計等を踏まえたエビデンスベースの意思決定を行う仕組み」というのは、現場にとって都合の悪い部分はどうしても出てくる。教育に携わる以上、財務効率だけで割り切るべきでない部分はどうしても出てくるのは事実であるが、大規模な総合大学になればなるほど、専門領域が異なるとそこが

    研究費年間3万円の衝撃のその後 - スーパーグローバル学部増田准教授
    kitone
    kitone 2016/11/18
  • 罫線との醜い闘い - スーパーグローバル学部増田准教授

    科研費申請のための書式の罫線に苦労している人は多いようで、河野太郎議員の以下のツイートに歓喜した大学関係者は多数いたと思われる。現に私もRTした。 科研費の申請書の罫線は次回申請から廃止することに決まりました。 — 河野太郎 (@konotarogomame) 2016年10月21日 科研費申請書類の問題はもちろん罫線だけではないのだが、締切直前でまさにその問題で四苦八苦している研究者が多かったということでもあるのだろう。 その後、河野議員による内閣府の窓口を紹介するツイートで、概ねこの問題は政治家から行政に投げられたことになる。 競争的資金に関する皆様のあらゆる要望は、こちらの内閣府の窓口にお寄せください。https://t.co/oLOdw34wu8 罫線、枠線、個人の業績の入力などに限らず、競争的資金の申請書、使い勝手、その他何でも競争的資金に関することはここが窓口になります。 —

    罫線との醜い闘い - スーパーグローバル学部増田准教授
    kitone
    kitone 2016/10/30
    早くみんなresearchmapにきちんと業績を登録してそんな時代が来ればいいのに……。“研究業績はJ-StageやResearch Mapのデータを活用すればよく”
  • 大学ランキングのはなし(国際) - スーパーグローバル学部増田准教授

    そもそもスーパーグローバル詐欺の発端はと言えば、運営費交付金の枠が削減されていくことを見据えた予算確保のため、国立大学法人の改革プランの中で、10年間で世界の大学ランキングトップ100位以内に10校以上を送り込むという、無謀とも言える目標を掲げたことにある。 スーパーグローバル大学のトップ型に選ばれた、北海道、東北、筑波、東京、東京医科歯科、東京工業、名古屋、京都、大阪、広島、九州、慶應、早稲田の13大学は、まさにそのような目標を掲げる大学である。 皆さんすでにご存知かとは思うが、目標の前にある現実を一度おさらいしておく。 今年のQSのランキングにおいて、100位以内に位置しているのは、東京、京都、東京工業、大阪、東北の5大学であり、日の大学で10番目にあたる慶應が220位あたりにいる。 同じく今年のTHEのランキングでは、100位以内に入っているのは東京、京都の2大学のみである。日

    大学ランキングのはなし(国際) - スーパーグローバル学部増田准教授
    kitone
    kitone 2016/10/20
    「トムソン・ロイターの革新的大学ランキングにおいては、日本の大学は健闘している」「知名度や評判といった「エビデンス」に欠ける指標は排されており、具体的かつ客観的な成果に基づいているから」
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