2009年、及び2010年に続いて久々に開催され、小出祐介(Vo./G.)いわく「Base Ball Bearの数少ないシリーズ・ライヴ」である野音公演『日比谷ノンフィクション』の第3回。「2年ぶり、3年ぶりですか? めでたく野音の抽選が当たりまして。前回なんて2デイズやってるから、2日間続けて当選するなんて、相当な確率らしいよ。天気もなんとかもって……ほぼ100パーセント台風だって言ってるやつもいて」。そうなのだ。よりによって梅雨時期の開催ではあるのだが、ベボベ楽曲の数々が夏を迎え撃つという点で極めて重要な意味を持つこの野外ライヴ。前日の西日本ほどではないにせよ日中はひどい蒸し暑さに見舞われ、しかも台風の接近にハラハラさせられてはいたものの、いざ蓋を開けてみれば公演中はまったく雨を寄せ付けなかった。ちなみに、終演後の深夜からは関東圏の広い範囲で土砂降りである。まったく、野音の抽選も然りだ