日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、8月25日に行われたワールドカップ(W杯)・ロシア大会アジア最終予選UAE戦とタイ戦に臨むメンバー発表会見で、次のように語った。 「彼らがA代表に何かをもたらす可能性はかなり高い」 指揮官が期待を表したリオデジャネイロ五輪代表――その“彼ら”の1人こそ、川崎フロンターレでプレーするMF大島僚太である。 結果こそグループリーグ敗退だったが、大島はU−23日本代表として臨んだリオ五輪で、ひときわ眩い輝きを放った。ボールを持てば、確実に前線へと縦パスを入れ、チャンスと見れば自らドリブルで仕掛ける。その積極果敢なプレーは、初戦のナイジェリア戦でも、続くコロンビア戦でもゴールを呼び込んだ。迎えたスウェーデンとの第3戦で、日本に歓喜をもたらす契機を作ったのも大島だった。後半20分、相手が密集する左サイドをドリブルで突破すると、矢島慎也のゴールをアシスト。勝利