三菱重工はエコビック社との提携に際して、他の国内造船専業3社にも参画を呼びかけ、三菱商事を含む5社が出資者として名を連ねることになった。鯨井常務執行役員は、「当社には海洋の(総合的な)技術があり、今治さんら他の造船3社は(船体を)低コストで生産する技術に長けている。そうした各社の技術を組み合わせれば大きな強みになる」と連合形式のメリットを強調した。 現在、FPSOやドリルシップなどの建造は、現代重工やサムスン重工、大宇造船海洋など韓国造船大手が圧倒的なシェアを持つ。こうした韓国勢は、海洋資源分野の巨大な潜在需要を背後に持つブラジル造船業の成長性に目をつけ、新興の大手造船各社に自ら提携や経営参画を打診。しかし、主導権を握ろうとする韓国勢を嫌って、ブラジル側は最終的に日本企業をパートナーに選んだ。 今回の三菱重工らによる出資で、日本の造船大手とブラジル造船会社との主な組み合わせは出そろった。
バラク・オバマ大統領が昨年1月に行った一般教書演説に日本人として初めて、藤田浩之氏が招待された。一般教書演説とは米大統領が毎年、年頭に連邦議会上下両院の議員を前に年間の施政方針を示すもの。オバマ大統領は、米国の経済力を復活させるべく製造業の強化に取り組む方針を説明したくだりで、「(米国の)自動車業界は復活しました。これをデトロイトだけのものにしてはなりません。クリーブランドでもピッツバーグでもローリーでもできるのです」と力強く語った。この「クリーブランド」という一言こそが、藤田氏がオハイオ州クリーブランドで創業した医療機器の開発・製造を手がけるクオリティー・エレクトロダイナミクス(QED)の取り組みを指しており、だからこそオバマ大統領夫妻は藤田氏をこの日、招待客としてホワイトハウス、そしてキャピトルヒル(米連邦議会議事堂)のボックス席に招いたのだった。 かつて東京大学の受験に2度失敗し、一
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