エルトフェットル(氷語:Eldfell)は、アイスランドのヘイマエイ島にある標高200メートルの火山である。エルドフェトルとも表記する[3]。 この山は1973年1月23日に始まった噴火によってできた[2]。開始前、ヘイマエイ島の島民たちは何の前兆も感じることは無かった。この名前、エルトはアイスランド語で「火」、フェットルは「山」もしくは「丘」を意味する。続けて「火の山」が日本語における意訳であろうか。 火山噴火はこの島に重大な危機をもたらし、ほとんどもう少しで島民が永久に全島避難するという結果になるところだった。火山灰が島内全域に降り注ぎ、重みで400軒の家屋を倒壊させてしまった。また、溶岩流が港をもう少しでふさぎそうになるところまで迫ってきていた。この島の主要な収入源は、島民が保有する漁船団によって得られる漁獲高に占められている。港口を埋めつくさんばかりに前進する溶岩流に、ポンプで汲み