埼玉県の県営プールで、民間団体が計画した「水着撮影会」が波紋を広げている。公序良俗に反しないことを条件に会場を貸し出していたが、過去のイベントで違反があったことが分かり、県から委託を受けた公園管理団体が許可を取り消した。ただ、問題の団体への不許可にとどまらず、他団体の水着撮影会の中止を求めたため反発も起き、大野元裕知事が「一律の要請は不適切」と撤回を求める事態となった。 発端は、今春、県営しらこばと水上公園(越谷市)で行われた撮影会について県民から「ひわいなポーズをしていた」と苦情があったこと。公園を管理する県公園緑地協会は許可に当たり、参加者に過激なポーズをさせるなど、いかがわしい行為の禁止を求めている。協会はネット上の写真のチェックなどを行い、2団体の違反を確認。この2団体は今月、撮影会を予定していたため、今月8日、中止を要請した。 さらに協会は、他団体にも水着撮影会の中止を求めた。担