学歴別死亡率、中卒は大卒以上の1.4倍 「喫煙など影響」―がんセンター初推計 2024年03月28日00時07分配信 国立がん研究センター中央病院(資料写真) 国立がん研究センターは28日付で、国勢調査と人口動態統計を基にした学歴別の全死因による死亡率を初めて推計し発表した。就学期間が短い集団ほど年齢のばらつきを調整した「年齢調整死亡率」が高く、中卒者の死亡率は大卒者などの約1.4倍に上った。同センターは「教育歴が死亡率に直接影響しているわけではなく、喫煙や塩分過多などリスク要因が教育歴によって異なることが差につながっている」と推察している。 都道府県の死亡率「東高西低」 青森ワースト、死因トップはがん―厚労省 研究グループは、2010年の国勢調査と10年10月~15年9月の人口動態統計を活用。約800万人分の人口データと、約33万人分の死亡票を突き合わせ、学歴と死亡率の関係を調査した。