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2024年1月22日のブックマーク (2件)

  • 森見登美彦氏、直木賞に敗北する。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    昨日、森見登美彦氏は京都駅の新幹線ホームに立っていた。 ボーッとしていると、声をかけてくる人があった。 誰かと思えば上まなみさんだった。 登美彦氏は驚いて「うわ!」と言った。 上さんは笑っていた。 「これから東京ですか?」 「今日は直木賞の選考会でして……」 登美彦氏が言うと、上さんは「ああ!」と察してくれた。 それにしても新幹線で上さんと偶然会うなんて初めてのことである。 「これが直木賞のチカラか!」 登美彦氏はそう思ったのである。 待ち会は文京区某所の某中華料理店の二階で開かれた。 まるで親戚の家みたいな心地よいところである。 やがて五時を過ぎると国会図書館の元同僚や各社の担当編集者の方々が集まってきて、みんなで美味しい中華料理べた。聞くところによると冲方丁さんもどこかで待ち会をしているらしい。どんなところでやっているのだろうか、冲方さんも同じ緊張感を味わっているのかな、な

    森見登美彦氏、直木賞に敗北する。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    kiyotune
    kiyotune 2024/01/22
  • 森見登美彦氏、直木賞に敗北する。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    熱帯 作者: 森見登美彦 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/11/16 メディア: 単行 この商品を含むブログ (3件) を見る 昨年のクリスマス・イブのことである。 万城目学氏が京都へやってくるというので、劇団ヨーロッパ企画の上田誠氏も交えて忘年会をすることになった。たしか一昨年の聖夜も、この三人のおっさんたちで清らかな京都の夜をさまよった。ひょっとして、これから死ぬまで聖夜はこのメンバーで過ごすことになるのだろうか……。 ともあれ、万城目学氏が京都へ来るというなら、知らんぷりはできない。 そういうわけで、世にも清らかなおっさんたちは京都市内で落ち合うと、タイ料理店で皿いっぱいのパクチーをもぐもぐ頬張り、次に立ち寄った小料理屋で「我々は文士である」と主張したところ「は?」と問い返されて恥じ入ったりしつつ、花見小路のそばにある静かな酒場へと流れつく頃にはすっかり夜も更けて

    森見登美彦氏、直木賞に敗北する。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    kiyotune
    kiyotune 2024/01/22
    "直木賞というものをひとつの険しい山だと考えると、山頂へ至るための妥当な登山ルートがあるはずである。にもかかわらず、我々はわざわざヘンテコなオモシロ登山ルートを選び、当然の帰結として転落を繰り返"