(本記事は、越川 慎司氏の著書『科学的に正しいずるい資料作成術』=かんき出版、2020年2月3日刊=の中から一部を抜粋・編集しています) 1スライド「105文字以内」 本章では、意思決定者へのヒアリング、AI分析を経て導き出した「一発OKを引き出す資料作成の“ずる技”」を紹介します。なぜ“ずる技”なのかというと、このメソッドを使うことで圧倒的に資料作成の時間を減らすことができ、成果が出やすくなるからです。これは何も知らない人からすると、思わず「ずるい」と言いたくなるほどのものでしょう。 情報量が増えれば処理時間が長くなり、相手の脳を疲れさせますので、1スライドに入れる文字や図形は少ないほど「わかりやすく」なります。 実際、「人を動かした資料」とそうでない資料で、記載された文字数に大きな差が出ました。 「人を動かした資料」に記載されていた文字数(表紙と最終スライドを除く)は、1スライド平均1