復旧が進む福島第二原発海水熱交換器建屋内(代表撮影) 東京電力は6日、1月末現在の福島第二原発の復旧計画の進捗(しんちょく)状況を発表した。今年度内に1号機から4号機の全ての原子炉の注水・冷却設備の復旧が完了する。これまで仮設電源で運用していた2号機が1月30日に復旧、最後まで残っていた1号機の3月末までの復旧見通しが立ったためだ。 東電によると、1号機の復旧工事の進捗状況は70%で、今後、津波などで被害を受けた電源盤や非常用ディーゼル発電設備、電源ケーブルなどの復旧作業を進める。健全性を確認する社内自主検査を含め、3月末までに作業を完了させる方針。1月28日には、津波被害を受けた海水熱交換器建屋内の電源盤の機能確認を終えた。 2号機は1月30日までに残留熱除去機器冷却系や非常用ディーゼル発電設備、原子炉補機冷却系などの電源やケーブルなどの復旧工事を終えた。現在、一部で社内自主検査を進めて