マグネシウムの特性を生かして洗濯物をきれいにする「洗たくマグちゃん」が売れている。メッシュの袋に入った純度99.95%のマグネシウムの粒が、洗浄・消臭・除菌の効果を発揮し洗剤の役割を果たしてくれる。洗剤を使わなくても汚れをスッキリ落とすだけでなく、汗臭い運動着や部屋干しのいやな臭いを取り、除菌効果を発揮してくれると評判だ。 開発したのは、金属加工の株式会社宮本製作所(本社:茨城県古河市)代表取締役の宮本隆氏。マグネシウムの削りくずを入れたドラム缶の水で、作業員が油まみれの手を洗っている光景にヒントを得た宮本社長が、試行錯誤の末に商品化にこぎ着けた。 マグネシウムを入れた洗濯水は弱アルカリ性になり、洗濯槽や排水ホースの除菌・洗浄効果もある。排水には生命の必須ミネラルであるマグネシウムの他に、窒素・リン酸・カリウムという3大栄養素を含み、植物に与えればそのまま肥料になる。合成洗剤と違って環境に
水上酪農場とは?3層構造のFloating Farm。地上階は牛乳とヨーグルト加工工場、牧草などの牛の飼料、上階に乳牛がいる。屋根は開閉式Photo: 水迫尚子水上酪農場とは文字通り、水上に施設を作り、そこで乳牛などを飼う水上の牧場です。近年、都市型農業のスタイルに注目が集まっていますが、中心街に近いところで地上の生き物を水上で飼育するというのは世界初の試みです。 埠頭に建つ施設に近づくと、いつもの磯の香りではなく、牧場のにおいがするのが、なかなかシュールでした。自家発電エネルギーのほか、ろ過した雨水で牛の飲水を確保、糞尿の処理、肥料への加工など、すべてこの施設でまかなっています。 設計したのはペーター・ファン・ヴィンガーデン氏。 ニューヨークのハドソン川に浮かぶ住宅のプロジェクトに参画するなど、水辺の建築物を得意とするエンジニアです。 Floating Farmの着想を得たのは、2012
米国を拠点とするモバイルアプリ開発会社Nianticは今月3日、自社が開発に携わる『Pokemon Go(以下、ポケモンGO)』および『Ingress』のコミュニティを活用した環境保護活動の成果を公式ホームページにて報告した。 この活動は、地球環境について考える日として提案された「アースデイ」に合わせて、持続可能な未来を築くため、世界中の『ポケモンGO』および『Ingress』のプレイヤーコミュニティ、NGO、環境専門家などが一体となり、世界各地でゴミ拾いや環境資源の再利用、生態保護活動に取り組むといったイベント。活動は昨年から行われ始め、今年度の活動成果も含め、環境保護に大きく貢献してきた実績がある。 この活動の最大の特徴は、環境保護活動へ参加するプレイヤーの数に応じて、ゲーム内にボーナスや報酬がもたらされる点である。たとえば『ポケモンGO』の場合、参加人数が2000人に達すれば、じめん
SenSproutは4月25日、同社が新規農業参入企業向けに販売している「高機能ビニールハウスソリューション」が、大和証券グループの大和フード&アグリに導入されたと発表した。高機能ビニールハウスソリューションの導入事例として、初の大型案件になるという。 農林水産省によると、日本の農業就業人口は2017年時点で181.6万人と、2010年から7年間で約80万人減少しており、平均年齢も66.6歳と減少・高齢化が深刻な問題となっている。そこで同社では、最先端のテクノロジーを利用し“農業を儲かる事業”に変革するべく研究開発を進めており、高機能ビニールハウスソリューションはその一歩となるという。 高機能ビニールハウスソリューションは、事業提携先である果実堂および、果実堂テクノロジーと共同開発。農産物の栽培技術指導のみならず、農業参入の計画・立案支援、オペレーション(農場の運営管理)指導、農業生産にか
writer profile Tomohiro Okusa 大草朋宏 おおくさ・ともひろ●エディター/ライター。東京生まれ、千葉育ち。自転車ですぐ東京都内に入れる立地に育ったため、青春時代の千葉で培われたものといえば、落花生への愛情でもなく、パワーライスクルーからの影響でもなく、都内への強く激しいコンプレックスのみ。いまだにそれがすべての原動力。 1日2万株のレタスを生産する植物工場 野菜の未来を感じさせる植物工場。 まだまだ一般的な認知度の高くない植物工場で育てられた野菜ではあるが、 アグリテックやフードテックベンチャーなどの言葉とともに、 急激に成長を続けている産業でもある。知らないうちに私たちも食しているかもしれない。 その先駆けとなっている企業が、2004年創業の〈MIRAI〉だ。 実は2015年に民事再生法の適用を申請し、 社名をかつての〈みらい〉から〈MIRAI〉へと変え、事業
次世代型蓄電システムと蓄電池専用電力料金プランは、伊藤忠商事が販売する、独自ブランドの蓄電システム「Smart Star L」向けに導入するもの。英国で蓄電システムやバッテリの技術開発を手がけるモイクサが持つ、AIソフトウェア「GridShare Client」を組み合わせることで、AIが気象予報やユーザーの電力需要、発電予測などを分析・学習するほか、エヌエフ回路のIoT遠隔制御システムと連動し、蓄電池の最適な充放電を制御することで、蓄電池を効率的に運用できる。 自然災害などによって引き起こされる停電の大規模化、長期化を受け、蓄電システムは注目を集めている。しかし、一般的な蓄電システムは停電時、限定したコンセントのみにしか供給できなかったり、使用は100V、自立運転出力は1.5kWまでと制限があったりと、通常通り使うことはできないケースが多い。それに比べSmart Star Lは、200V
The Morning After: Should you upgrade to an iPhone 16?
私たちの暮らしに欠かせない存在となったコンビニエンスストア。時代が進むにつれ、商品やサービスも多様化している。今回は独自のコンセプトで注目を集める新しいコンビニを紹介。前編は渋谷の「TRUNK(STORE)」へ。 今年5月、渋谷のキャットストリート近くに誕生した「TRUNK(HOTEL)」は日本初の「ソーシャライジングホテル」として国内外で高い注目を集めている施設だ。ソーシャライジングとは等身大の社会貢献を指す言葉で、客室のアメニティや施設内の什器などにリサイクルやアップサイクル商品を採用するほか、障がい者支援団体やLGBT団体と共同で作られているアイテム、地域企業の商品を扱うことで、利用客がおのずと社会貢献ができるという仕組みをとっている。施設内には全15室の客室やイベントスペース、メインダイニングやラウンジ、串焼き屋を有しており、宿泊だけでなく一般客にも利用しやすい環境を整えている。中
世界初の思い切った決断になるかも。 エマニュエル・マクロン大統領率いるフランス政府は、2040年までにフランス国内と海外領土における石油とガスの採掘及び生産の廃止を検討しています。これはすごいことのように聞こえますが、緑あふれる未来を目指すフランスがこの法案で失うものはとても少ないのです。 ニューヨークタイムズの記事では、政府が年内の法案通過を目指して、閣議に立法案を提出すると報じられていました。フランス政府は2050年までにカーボンニュートラルな国にすることを目指して奮闘しており、人間が引き起こした気候変動の主な原因である温室効果ガスの排出にブレーキを踏むことにしたのです。 新しい法案の元では、石油とガスの探鉱権が発行されなくなり、現在認められているものはすべて今後22年の間に徐々に廃止されていくことになります。探査あるいは採取のためのシェールガス採掘権は発行されないとのこと(水圧破砕は
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く