日本代表対スペイン代表戦について解説しようと思う。 スペイン代表はボール保持者が相手のDFを引き付けることでできたスペースをキッカケにパス&ムーブで守備ブロックを切り崩すことを基本としている。 コスタリカ代表戦ではフリーでボールを受けたブスケッツにコスタリカ代表のボランチが寄せた瞬間、その背後にインサイドハーフが侵入し、相手CBと2対1の数的優位の状況を作って攻め崩していた。 これを踏まえた日本代表の森保監督は、ドイツ代表のローテーションによるスペースメークを防ぐためにあえて最初からスペースを空けるということをやっていたのと同様に、スペイン代表に対しては、ボール保持者に寄せないことで攻撃のキッカケを封じようと試みる。 相手のDFラインにボールを動かす自由を与える代償に、パスの受け手を潰すことを選んだのだ。 ある程度ブスケッツを前田に任せ、インサイドハーフのペドリとガビを板倉、田中と谷口、守