精神と自然―生きた世界の認識論 作者: グレゴリーベイトソン,Gregory Bateson,佐藤良明出版社/メーカー: 新思索社発売日: 2006/11/01メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 44回この商品を含むブログ (55件) を見る 前から読みたくて読んでなかった。 なぜか丸善のオカルト系特集コーナーにポツンと置いてあった。まぁかつてはニューエイジの若者にカルト的に祭り上げられてたようだから無理もない。 原著が1979年に出版されたものだが内容は全く古びていない、どころかまだ十二分に使える。 ベイトソンと言うと「ダブルバインド」理論が有名だが、それだけじゃない。そこに辿り着くまでに数多くの副産物を彼は残している。というより「ダブルバインド」理論自体が彼による壮大な「学習」理論の副産物のひとつでしかない。彼の理論の可能性はまだ十分に掘り起こされてないように感じる。 2章の「