政権交代の牽引(けんいん)役となり「トロイカ」と呼ばれた民主党の小沢一郎元代表、鳩山由紀夫元首相、菅直人前首相が12日、そろい踏みで政権を大きく揺さぶった。消費税増税を掲げ、先の衆院選マニフェスト(政権公約)を踏みにじる野田佳彦首相がそれほど憎いのか。外交・安全保障やエネルギー政策をも踏みにじる3人はもはや「亡国の徒」となりつつある。(斉藤太郎、酒井充)PAC3はナンセンス 「PACナントカというパトリオットミサイルですか。本当の事態は予告なしに来る。何日もかけてロケットをあちこちに運ぶのは全くナンセンスだ!」 12日昼、小沢氏は自らのグループ会合で、北朝鮮の「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイル発射予告を受け、政府が「万一」に備え地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)を配備したことを批判。静まりかえる約100人を前にさらに続けた。 「日本の影響力は西側同盟国からほとんど評価されてい