アンサンブルデータ同化による18日目の水蒸気量の相関マップ。黄色い星の水蒸気量に対する各地点の水蒸気量の相関係数を色で示している。上:100個のアンサンブルを使った場合。中:上図に局所化関数を適用した場合。下:10,240個のアンサンブルを使った場合。(理化学研究所の発表資料より)[写真拡大] 理化学研究所は、スーパーコンピュータ「京」を使って、10,240個のアンサンブルデータを同化させることに成功した。 スーパーコンピュータを使って天気を予測する方法として、風や気温の時間変化を使って、並列して複数のシミュレーションをおこなうアンサンブル予報と呼ばれるものがある。これまでは100個程度の並列シミュレーションしかおこなわれていなかったが、その数を増やすと予報の精度を高められることが期待されていた。 今回の研究では、「京」向けに最適化された高性能固有値計算ソフトウェアを組み込みアンサンブルデ