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ブックマーク / www.ne.jp (1)

  • 労働廃絶論の幻想

    この記事の原文は、Kick It Over誌35号(1995年夏)に掲載された そう。誰だって労働は嫌いだ。 労働を嫌悪するのは、文化や時代を越えて、人類に普遍的な特徴なようだ。 労働から解放されたいという夢は、多くの文化にたくさん見られるのである。 キリギリスの気楽な生活---冬に備えての蓄えなどせず、ただ消費するだけの生活---が、いつだって私たちのあこがれの的であった。かったるくてつまらないアリの労働者生活なんてバカバカしいではないか。古代においても現代と同様、我々の仕事を軽くする機械を夢見ていたことが判明している。 例えばフィンランドの人々Kalevalaの叙事詩には、際限なく富を作り出す夢の機械、Sampoの物語がある。西欧文化歴史を通じて、このような永久運動機械は、ずっと人々の夢でありつづけたのである。 だが、こうしたレジャー(暇)、無限の喜びや富へのあこがれにもかかわらず、

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