20代は消費に慎重な「低温世代」と捉えられてきた。所有することに淡泊で、製品やサービスに求める満足の水準は高い。好転しない所得環境と将来不安を考えれば当然ともいえる。ただ、あっさりと消費意欲のスイッチが入る瞬間がある。インターネット経由の情報収集力とニューサービスへの抵抗感のなさが、消費行動の起点となる「動機づけ」につながっている可能性がある。カーシェアリングで車が欲しくなるカーシェアリング
日本の近海に存在するメタンハイドレートを掘削する取り組みが2013年1月にスタートする。海底からメタンガスの産出に成功すれば、世界初の快挙だ。掘削を行う石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は既に2012年2月から3月にかけて事前掘削を実施済みで、まずまずの成果を挙げている。今回、固体の状態で地中に存在するメタンハイドレートから効率的にメタンガスを採取するために、「減圧法」と呼ばれる手法を開発した。生産に成功すれば、海洋資源開発に大きな弾みがつくことになりそうだ。
9月30日は中秋の名月だった。中国では月餅を贈りあい、家族や友人ら親しい人でごちそうを囲んだり、パーティを開いて、この日を楽しむ。ちょうど北京にいたので、知り合いの北京人のカラオケパーティに誘われた。ゴッドマザーと言うべきおばあさん、そしてその子供たち、それぞれの連れ合い、家族、年配者から孫世代までが一同に集まり、飲んで歌っての宴会である。 典型的な北京のプチブル家庭。このパーティに誘ってくれたのは日本に留学経験がある24歳の女の子で、彼女の家族、親せきは誰もが「日本の友人を歓迎!」と、先日の反日デモなど嘘のような友好ぶりを示す。年輩者も一緒ということもあり、歌われる曲も革命歌や抗日軍歌が多かった。するといちいち、「ごめんね、特に(嫌がらせの)意味はないのよ」と言いわけする。こちらも、こういう宴席ではリズミカルで勇ましい抗日軍歌は外せないのは分かっているので、「別に気にしてないよ~」と答え
シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。 ビジネスモデルの破壊者たち シュンペーターの創造的破壊を地で行く世界の革新企業の最新動向と未来戦略を、シリコンバレー在住のジャーナリストがつぶさに分析します。 バックナンバー一覧 「ヨーロッパの外交官のようにかっこ良く、ボタンひとつで車を呼び、ピカピカの黒塗りに乗り込んで、支払いはキャッシュレスで」 これが、新しいタクシーサービス「ユーバー」の発想の元になったという。 タクシー代の2倍の料金を支払っても 満足できる便利さと快適さ ユーバーは、現在アメリカでニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ、ボストン、ダラスなど十数都市、アメリカ以外でトロン
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