【ニューヨーク=黒沢潤】米カリフォルニア州グレンデール市で30日、慰安婦像設置の除幕式が行われる。米国内では、慰安婦碑設置の動きが他の都市でもあるほか、慰安婦制度を非難する州議会決議が相次いで採択されるなど、韓国系団体の主導で日本批判の動きが着実に強まっている。 グレンデール市に設置されるのは、韓国ソウルの日本大使館前に反日団体が設置したのと同様の少女像。重さ約500キロで、計約3万ドル(約295万円)の費用はカリフォルニア州内の韓国系団体が負担した。 関係者によると、少女像設置の是非を検討する今月9日の公聴会では、韓国系市民約5人が賛成意見、日系市民約25人が反対意見を表明したという。議員による投票の結果、少女像設置が賛成多数で決まった。 カリフォルニア州では、ブエナパーク市やアーバイン市でも、慰安婦碑設置の計画が持ち上がっているという。 米州議会では今年に入り、慰安婦制度を非難する動き