イスラエル軍のガザ侵攻へ国際的批判が高まる中、またしてもショッキングな出来事が起きた。現地時間30日早朝、パレスチナ自治区ガザ北部のジャバリア難民キャンプで、国連が運営する学校がイスラエル軍に攻撃を受けたのだ。ガザで取材中の筆者も、知らせを聞いて現場に急行した。 ◯国連の避難所への攻撃、流血の現場破壊された国連運営の学校の教室。血染めのクッションの前で少年が涙ぐんでいた。ジャバリア難民キャンプは、中東戦争以降、多くのパレスチナ人が流れ着いて出来た街で、ガザの中でも最も人口密度の高い地域の一つ。同地区にある「ジャバリアA&B女子学校」は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営するもので、現在はベイトハヌーンなどガザ北部の戦闘の激しい地域から避難してきた人々の避難場所となっている。現場に駆けつけた筆者を待ち受けたのは、むせ返るような血の臭いだ。犠牲者の肉片や血糊、頭蓋骨の破片などが