故海原お浜さんとの漫才コンビで人気を集めたタレントの海原小浜(うなばら・こはま、本名・田中桃江=たなか・ももえ)さんが24日、大阪市内の病院で死去した。92歳とみられる。葬儀は近親者で営んだ。 【吉行あぐりさん、愛川欽也さん、川島なお美さん】今年亡くなられた方々を写真で 6歳で大衆演劇の子ども座長を務め、1943年に叔母の梅本キミコ(海原お浜)さんと漫才コンビを結成。「ハッピーお浜・小浜」と名乗ったが、戦時中は「愛国お浜・小浜」に改名させられた。戦後は「さざ波お浜・小浜」に再改名したが、漫談家の故西条凡児さんが「さざ波よりもスケールが大きい」海原と命名した。 代表作は「旧婚旅行」「亭主操縦法」。ボケ役のお浜さんに対し、小浜さんが自分の帯をたたきながらツッコミ、女性のしゃべくり漫才として一時代を築いた。テレビのワイドショーの先駆け、毎日放送の「千客万来」(65年~72年)にもレギュラー出