ホンダは『スーパーカブ』シリーズを5年ぶりに全面改良し、11月10日発売する。丸型ヘッドランプを復活させるとともに、排ガス規制強化でガラパゴス化が進む50ccクラスも規制をクリアし存続する。 スーパーカブの開発責任者を務める本田技術研究所二輪R&Dセンターの亀水二己範主任研究員は「お客様の要望するカブ、日本の原点でいうと丸だった。現行モデルは法規対応、ASEANモデルとの共用も含めて角型に統一し、明るさを法規的に通してきた。今回、LEDランプの採用で丸型でも法規適用の光量を出せるということになり、デザインを含めて原点回帰で丸型に戻った」と明かす。 さらに「丸型に戻ることで、逆に『ASEANとの共通性は?』という話になってくるが、だんだんASEANも市場が成熟してきて、丸型のスーパーカブの人気が徐々に伸びてきている。やっと加飾の無い日本のカブの形がASEANでも受け入れられる時代になってきた