発達障害などの障害を抱える子どもが放課後に通う飯田市内の放課後等デイサービスで、2021年度に「心理的虐待」に当たる問題が発生していたことが2日、信濃毎日新聞の取材で分かった。当時勤務していた元職員によると、発達障害のある子の首に「×」を記したカードを掛けたり、四つんばいになった子の背中を机代わりにして職員が連絡帳を記したりしていた。 運営法人の代表は取材に「その状況だけを切り取れば不適切と考えられる関わり方が複数あったのは事実」と話した。 元職員は21年4月にこの運営法人で働き始め、直後から複数の事例を確認した。施設内での会話の録音や写真、メモなどで…