11日に都内でおこなわれた障害者施策を議論する厚生労働省の審議会の会場が、建物の中2階だったのに階段しかなかったため、車いすの委員が出席できなかったことがわかりました。厚生労働省は会場の確認が不十分だったとして、この委員に謝罪しました。 このため、車いすの男性委員は建物の前まで来たものの、会場に上がることができず、出席を断念したということです。 これについて厚生労働省は「障害者施策を議論する場なのに、会場を選ぶ際に下見をしなかった。配慮に欠けていたことは誠に申し訳なく、男性委員に謝罪した。今後は会場を事前に下見するなど適切に対応していきたい」と話しています。