0-2からの大逆転。前半の問題点を修正し、後半以降は本来の姿を取り戻した。写真・滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部) 画像を見る 試合終了のホイッスルが鳴り、ピッチに選手たちの笑顔が弾けた。 12月17日に行なわれたU-18高円宮杯チャンピオンシップ。EASTを制したFC東京U-18がWEST覇者のヴィッセル神戸を下し、初優勝を成し遂げた。 試合は序盤から苦しい展開だった。相手のハイプレスを前に攻撃の形が作れない。得意な球際の攻防でもことごとく競り負ける。Jユースカップのベスト16で戦った時とは異なり、神戸が中盤を省略する戦い方で挑んできたとはいえ、FC東京からすれば数試合に1回あるかないかぐらいのゲーム内容だった。 「横山も吹野も縦に推進力を出させてもらえなかったし、中に行っても対策をとられている状況だった。サイドチェンジも出来そうで出来ないポジショニングを取られていたので、ピッチを広