有効数字とは、測定においてどこまでの精度で測定したか、ということに関連したものです。 ある長さを測って 2.5cm という値を得たとき、これは 2.5000……と言うことではなく、 2.4よりは2.5に近く、2.6よりは2.5に近い という値だと考えるのです。この場合、その値xは 2.45<x<2.55 の範囲にあると考えるわけで、もっと詳しく測れば 2.47cmだったかも知れないし、2.52cm だったかも知れない、という感じです。 2.5×8.3という計算をするとき、数字上は 20.75 となりますが、答を 20.75とはしません。それは、「2.5」と言っても2.47くらいだったかも知れない数を元にして計算しているので、4桁もの値が出せないからです。 2.5 は 2.45 と 2.55 の間 8.3 は 8.25 と 8.35 の間 位の幅があるので、2.5×8.3 の結果は、 2.4