「ー4.3の整数部分はー5で、少数部分は0.7です。」 これどこに書いてありましたか? 参考書や問題集が こんなことを書くようになってしまったのでしょうか。 負の数に対して整数部分とか小数部分とかの言葉を使うべき ではありません。大学入試で使うことはあり得ないはずです。 (A)ー4.3の整数部分はー5で、少数部分は0.7 (B)ー4.3の整数部分はー4で、少数部分は-0.3 このうちの一方が正しくて他方は間違いとは言えません。 数学的には(A)の方がいいのは間違いないですが、普通の 日本語と解釈すれば(B)になる可能性が強いですから、 負の数に対して整数部分という言葉は使うべきではあり ません。 誤解の恐れのない表現「xを越えない最大の整数」という のがあります。x>0のときこれはxの整数部分です。 昔はもっぱらこればかりを使っていました。しかしわかりに くいということで正の数に対しては整