働く女性にとって、育児は、残業が難しくなったり子どもの病気で急に仕事を休まなければならなくなったりするなど、さまざまな制約を受けます。 こうした制約はマイナスと受け止められがちですが、育児中でも働きやすい職場作りを徹底することで、むしろ業績アップなどにつなげようという企業が出てきています。 報道局の内田明香記者が解説します。 目指せ男性育休100%! 生命保険大手の「日本生命」は、ことし、男性の育児休業取得100%を目標に打ち出しました。 妻が専業主婦でも、子どもが生まれておおむね2年以内に1週間以上の休みを取るよう会社を挙げて勧めています。 背景には、職員の9割を女性が占めていることがあります。 働きながら出産や育児をする女性は年々増え、今では年間およそ1000人が育児休業を取得しているということです。 この取り組みは、男性が育児休業を体験することで女性の立場への理解を深め、女