金色の鍋と銀色の鍋の違いは?という話がありました。 実は、どちらも同じアルミニウムで、できています。 色に差があるだけでなく、それぞれの鍋の特徴にも差がありました。 実は、同じアルミニウムで作る場合、銀色の鍋よりも金色の鍋の方が薄く作ることができるのです。 同じメーカーの2種類の鍋のラベルを見てみると、 銀色の鍋の厚さは、1.0mm 金色の鍋の厚さは、0.7mm となっていました。 金色の鍋の方が、0.3mm薄かったのです。 なぜ、金色の鍋の方が薄く作れるのでしょうか? こちらが、何もしていないノーマルのアルミの鍋。 アルミの鍋は強度が弱く、このまま使用すると、穴が空いてしまうことがあるので、鍋の表面に保護膜を作ります。 銀色の鍋を作るときは、硫酸に浸けます。 金色の鍋を作るときは、シュウ酸に浸けます。 金色の鍋に使うシュウ酸は、銀色の鍋に使う硫酸よりも、強い保護膜ができる。 その結果、金