という論文をルイジ・ジンガレスが書いている(H/T UDADISI)。原題は「Preventing Economists’ Capture」。 以下は冒頭の段落。 When economists talk about regulatory capture, they do not imply that regulators are corrupt or lack integrity. In fact, if regulatory capture was just due to illegal behavior, it would be easier to fight. Regulatory capture is so pervasive precisely because it is driven by standard economic incentives, which push ev
前回のポストで紹介した記事の中では、St. Louis FedのBullard総裁がBenhabib, Schmitt-Grohe and Uribe(以下BSUと呼ぶ)の複数均衡の結果はゼロ金利制約下の金融政策を論ずるにあたってもっと認識されるべきだと述べていた。BullardはBSUのモデルについて、St. Louis Fedが一般向けに出版しているReviewという雑誌中の記事で説明・議論している(Seven Faces of "The Peril")ので、それを簡単に説明してみる。 まずは、BSUの結果を簡単に説明してみよう。金融政策を論ずるのに使われる大体のマクロモデルではフィッシャー方程式という関係が成り立っている。簡単に言えば、それは以下のようなものである。 名目金利=実質金利+期待されるインフレ率 上の式は、僕らが普通に目にしている金利(名目金利)というのは、インフレによる
という主旨のコラムを、カリフォルニア大学アーバイン校ポール・メラージ経営大学院名誉教授であるリチャード・B・マッケンジー(Richard B. McKenzie)がeconlibに書き、それをTim Taylorが取り上げた。 以下はそのコラムの一節。 The food-supply chain in the United States burns a total of 10.3 quads of fossil-fuel-based energy. (A "quad" is a very large measure of energy: 1×1015 BTU; a BTU is the amount of energy needed to raise the temperature of one pound of water by one degree Fahrenheit.) The b
2013年11月18日09:14 by jyoshige 有給を会社に買い取らせても賃金は上がらない カテゴリその他 掛け声は良かったものの、なかなか上がらない賃金に業を煮やしたのか、色々な 賃上げ作戦が検討されているようだ。いつも言っているように解雇や賃下げが スムーズに出来るようにすればいいだけの話なのだが、みんな猫の首に鈴をつける のはイヤらしい。 (個人的には65歳雇用義務を廃止するだけでそれなりの賃上げ効果はあると考えている) さて、そんな“賃上げ奇策”の一つに「有給休暇の買い取り」があって、ネットでも それなりに話題となっているようだ。日本人は有給休暇を世界でもっとも使わない人達で、 その半分以上をドブに捨てている。だったら未消化分を会社に買い取らせれば、 有給消化率アップ&賃上げも達成と、一石二鳥ではないか!というロジックらしい。 だが本当にそううまくいくだろうか? 仮に、年
2013年11月19日10:00 by jyoshige 有給が取りづらいという空気の研究 カテゴリその他 フォローしてくれる論考も出てきたのでちょっとだけ補足。 有給がなかなか取れない理由に「なんとなくとりづらい雰囲気がある」と挙げる人が 少なくないが、筆者はその理由は2点あると考えている。 一つは、単純に業務の切り分けがなされておらず、どこまでやったら終わりかが 誰にもはっきりとはわかっていないから。 村人みんなで集まって広場の草刈りをしている様子を想像してみて欲しい。 「俺はもう十分刈ったから今日はもう帰るわ」と最初に言い出せる人は少ないだろう。 あらかた片付いた頃、それも年長者がぼつぼつ帰り始めたくらいに「……じゃあ、そろそろ」 と周囲とアイコンタクトを交わしつつそっと帰宅するというのが正しい日本人の仕事の 終わらせ方である。 そして二つ目は、そもそも有給休暇の取得を会社が制限する
第6回 大阪府・大阪市特別区設置協議会資料 大阪における大都市制度の制度設計 (パッケージ案) 【試案3(5区 北区・中央区分離)】 資料4 ≪資料≫≪資料≫ 1.事務分担(案) ≪各区割り共通≫ 2.職員体制(案) 3.財産・債務の承継(案) 4.財政調整(案) 5.大阪版「都区協議会」(案) ≪各区割り共通≫ 6.法改正事項 (案) ≪各区割り共通≫ 7.特別区設置に伴うコスト(試算) 8.府市再編による効果(試算) 9.特別区のすがた 淀川区 東淀川区 ⻄淀川区 福島区 北区 都 島 区 旭区 城東区 鶴⾒区 A C ・ 城東区、東成区、生野区、 旭区、鶴⾒区 C 区 〔試案3 5区(北区・中央区分離)〕 ・ 都島区、北区、淀川区、東淀川区 A 区 此花区 ⻄区 中央区 住之江区 港区 大正区 ⻄成区 浪速区 天 王 寺 区 東成区 生野区 住吉区 阿 倍 野 区 東 住 吉 区
「才能と選択の違いを知ること」 Amazon創業者ジェフ・ベゾスが卒業式で語った、道の切り開き方 プリンストン大学 卒業式 2010 ジェフ・ベゾス Amazon.com CEOのジェフ・ベゾス氏が、母校・プリンストン大学の卒業式で、自身の幼少期や自分を後押ししてくれた妻の言葉などを振り返り、Amazonを生み出すまでの過程について語りました。安泰をとるか、挑戦するか……最終決断を下すまでの48時間。あなただけの道を切り開く道しるべになるのではないでしょうか。 ベゾスが「バーチャル本屋」を創り出すまでのストーリー (最初にプリンストン大学学長・Shirley M. Tilghmanからの紹介スピーチ) Shirley M. Tilghman:Amazonなしの生活、想像できますか? Amazonは私のような年を重ねた者の生活にも密着しています。クリックするだけでトニ·モリソンの最新作、そし
November 1, 2013 11:41 am November 1, 2013 11:41 am The Germans are outraged, outraged at the U.S. Treasury department, whose Semiannual Report On International Economic And Exchange Rate Policies says some negative things about how German macroeconomic policy is affecting the world economy. German officials say that the report’s conclusions are “incomprehensible” — which is just bizarre, because
労働力人口の減少する日本社会の現状を踏まえて、昨年から、日本政府は女性の活躍が日本経済活性化の決め手になるとして女性の活用を急速に進めようとしている。女性の活用は非常に有意義で、私はこの方向性に全く異論はないが、そもそも、日本では女性の人材育成が、その崇高な目標に十分に応えられるだけ進んでいるのか、という点には一抹の不安を感じざるを得ない。 内閣府男女共同参画局は「社会のあらゆる分野において2020年までに指導的地位に女性が占める割合が30%になるよう期待する」と発表したが、その無謀なスピード感には呆れてしまう。2020年ではなく2120年の誤植ではないか、と疑ってしまうほどである。政治家が近視眼的な目標に固執するのは職業上やむを得ないのかも知れないが、「教育は国家百年の大計」とも言うように、人材の育成には非常に長い時間がかかるものである。 例えば、良質な高等教育を受けることはその後のキャ
I’m doing a bit of work on Abenomics, which will surface in a week or so. One thing I discovered along the way is that nobody much likes any of the existing measures of inflation expectations, as this New York Fed post by Mandel and Barnes explains. In particular, the Japanese market in inflation-protected securities is considered too thin to rely on. Mandel and Barnes, building off work by Goldma
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く